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手当の多様化が進む時代に— 企業が支給する各種手当の現状

KEIEI INFORMATION|経営情報
手当の多様化が進む時代に——
企業が支給する各種手当の現状

厚生労働省「令和7(2025)年就労条件総合調査」から、企業の手当支給状況の最新データをお伝えします。テレワークの普及を背景に手当の種類は多様化しており、自社の手当制度を見直す際の参考としてご活用ください。

9割以上の企業が手当を支給——その内訳は?

2024年11月分の賃金において、常用労働者へ何らかの手当を支給している企業の割合は91.4%に達し、前回調査(2019年)から5.1ポイント増加しました。

手当の種類別に支給割合をみると、2019年と2024年を比較した場合、多くの手当で支給割合が減少している一方、「上記のいずれにも該当しないもの」が13.9%→28.5%と14.6ポイント増加しています。コロナ禍を経たテレワーク普及などにより、従来の手当区分に当てはまらない新しい形の手当(在宅勤務手当等)が広がっていることがうかがえます。

手当の種類 2019年 2024年 増減
通勤手当など 92.3% 90.2% ▲2.1pt
役付手当など(勤務手当) 86.9% 84.2% ▲2.7pt
家族手当・扶養手当など 68.6% 62.3% ▲6.3pt
技能手当・資格手当など 50.8% 53.0% +2.2pt
住宅手当など 47.2% 45.7% ▲1.5pt
上記以外の手当(新形態) 13.9% 28.5% +14.6pt ⬆

出典:厚生労働省「令和7(2025)年就労条件総合調査」

手当設計の実務上のポイント

今回の調査結果から読み取れる実務上のポイントは2点です。

① 家族手当・精皆勤手当は減少傾向
家族手当(▲6.3pt)や精皆勤手当・出勤手当(▲8.1pt)は大きく減少しています。働き方の多様化や同一労働同一賃金への対応から、支給要件の見直しを行う企業が増えていることが背景にあると考えられます。
② 新形態の手当(在宅勤務手当等)が急増
既存の区分に当てはまらない手当が急増しています。在宅勤務手当・通信費補助・健康増進手当など、コロナ禍以降に新設された手当が多くを占めていると推測されます。自社に合った手当制度を整備することが採用競争力にも直結します。
📌 SASより

「うちの会社の手当、そろそろ見直したほうがいいかな」と感じている経営者・総務担当者の方は少なくありません。手当の新設・廃止・変更は就業規則の改定が必要になるケースも多く、特に不利益変更に該当する場合は手続きを慎重に進める必要があります。賃金制度・手当の見直しについてはお気軽にご相談ください。

※本記事は2026年3月31日時点での法令に基づく内容となっております。

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