厚生労働省は8月26日、2013年度の概算の医療費が前年度比8500億円(2.2%)増の39兆3000億円に上り、過去最高額を11年連続で更新したと発表しました。
国民1人当たりの医療費は平均30.8万円(前年度比7000円増)で、後期高齢者にあたる75歳以上では92.7万円、75歳未満は20.7万円でした。後期高齢者の医療費は14.2兆円で、全体の36.1%を占めました。75歳以上の人口は13年で1560万人と10年前の約1.5倍に増えており医療費の増加も止まりません。
1人当たり医療費の地域差(12年度)をみると、前年度に引き続き高知県が62.5万円で最も高く、最も低い千葉県(40.1万円)の1.56倍でした。西日本で高く、東日本で低い「西高東低」の状態が続いています。