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2015/1/8 今年の経営課題は「人材不足」

今年の経営課題は「人材不足」

 

 

 中小企業にとっては、まだまだ景気が回復しているとは言い難い状況の中、現状、経営者の方々は、どういったことに経営課題を感じているのでしょうか。

 先日、産業能率大学の調査により、「2015年の中小企業の経営施策」というアンケートデータが公表されましたが、これによると、1位は「人材の不足」となっております。

(調査はインターネット調査会社を通じて実施し、従業員数6人以上300人以下の企業経営者(経営トップ)635人から回答を収集。)

 

【2015年の経営活動に影響を与えると想定している要因】 ※10%以上の項目のみ表記

 人材の不足・・・46.5%

 国の施策の変化・・・44.1%

 消費税率の引き上げ・・・43.6%

 原材料コストの増大・・・29.3%

 業界構造の変化・・・28.2%

 需要の不足・・・23.5%

 国際情勢の変化・・・22.4%

 資金繰りの悪化・・・11.7%

 

 因みに2014年影響が大きかった要因という調査では、1位は消費税率の引き上げ(56.7%)、2位が人材の不足(45.2%)という結果でした。今回調査時点で、消費税10%の先送りがほぼ確定していたことにより、順位が入れ替わったものと思われますが、いずれにしても、人材不足に対する不安が年々高まってきていることは間違いなさそうです。

 

【2014年の経営活動において影響が大きかった要因】 ※10%以上の項目のみ表記

 消費税率の引き上げ・・・56.7%

 人材の不足・・・45.2%

 国の施策の変化・・・42.2%

 原材料コストの増大・・・27.7%

 業界構造の変化・・・24.7%

 需要の不足・・・23.6%

 国際情勢の悪化・・・19.5%

 資金繰りの悪化・・・13.1%

 

※産業能率大学「2015年の中小企業の経営施策」
 http://www.sanno.ac.jp/research/pdf/forecast2015.pdf

 

 採用環境がますます厳しくなり、優秀な人材は大手企業に集まりやすくなる中、中小企業の施策としては、まずは、現状就業している人材の定着率を高めることが第一です。働きやすい職場環境の整備や公正な給与・評価制度の導入など、改めて見直していきたいところです。

 

 給与・評価制度の導入検討等ご相談がございましたら、お気軽にお寄せください。

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※公開時点での情報・法令等に基づき作成しております。